20年の音楽道:迷いと再生の物語

こんにちは、Gorin Music Studioの神保 慎一郎です。

このブログではスタジオの様子や私神保が何を考えているのか?

どんな経験をしてきたか?

今何考えているのか?

そんな日記的なブログです。

どうぞお楽しみください。

原点回帰:Gorin Music Studio設立20周年の振り返り

怖いもの知らずの若き日々

Gorin Music Studioを設立してもう20年が経ちます。

やっと20年。もう20年です。

2005年当日愛知万博が開催されていて休みの日は毎日通ってました。

その頃、実は、音楽的にめちゃくちゃ悩んでいて、、とてもとても酷い状態でした。

なんでそんな状態になったか?もう随分若い頃の話です。

さて前回は私の若い頃の必死に練習していた様子でした。

もう怖いもの知らずのイケイケでした。

で、、前出のドラマーに憧れて研究していくうちにたどり着いたのがリズムのウラの重要性。

ウラってのは、、曲のカウントって1、2、3、4、ってカウントするじゃ無いですか。

その間のカウント、1&2&3&4&の&の部分です。よく"エン"ってカウントします。この"エン"をウラと言います。

このウラでノれるとあのビートに辿り着く。と研究しました。

苦悩と執着のリズム探求

その為のトレーニングが始まります。

これが、なんか、スイッチが入ってしまったようで、、長い時で同じ事を8時間やってました。

アホです。

でも迷いがなかったです。

あのビ神々しいグルーヴを手に入れられる。

でも、誰かに教えてもらったわけでは無いのでこの練習が間違っているかもしれない。

てか、誰も教えてくれない。

周りはグルーブに興味が無い。

みんなもっと見た目的なアクロバチックなものの方が好みみたい。。

正解を持っている人が周りにいない。

相談する人や導いてくれる人はいない。

答えは音源だけ。

めちゃ不安。

でも、迷いが無い。

きっと大丈夫。

不安を吹っ飛ばす。

そんな想いで一心に練習してました。

アタマがおかしい。

この練習を重ねるうちにだんだんと体にウラが入って行きます。

で、、で、、この状態で今までのように演奏しようとすると身体が分裂します。

全く動かなくなる。

その当時はわかってなかったですが ウラが入った状態でオモテで演奏しようとしているんです。

身体の中からの警告です。

おーい、ノリが違うぞー。

これに気づくのに時間が掛かった。

体の中にウラを入れて、その次にやるのは唄、メロディをどう歌うか?これがわかってなかった。

本番でも訳のわからない状態になったこともありました。

誰か答え教えてくれーもがき苦しんでいました。

もう演奏するのが苦しい時もありました。

スタジオ立ち上げた時ってそんな時期でした。

愛知万博での転機

忘れていた音楽の原点

愛知万博はゴールデンウィークの時にふらっと立ち寄りました。

キッカケはドイツビールが飲める。

で、酔っ払って横のフランス館に入りました。

その当時はまだガラガラで待つ事なく入れました。

喜多郎さんのショーで海外に行っていた時期なので、もう楽しくて。

そこからハマったんです。

もう毎週万博に飲みに行ってました。

ドラムの悩みを抱えていたのでそれをかき消すかのように飲んでました。

で、ある時、国連の赤十字館にやってきました。

何人かがまとまって入っていきます。

それが終わると次の何人かが入って行きます。

なんか、、みんな泣いて出てくる。

いやだな。。。。泣きたく無いし。。。

待っているとき、中からミスチルの曲が聞こえてきます。

ん、ん、ん、ミスチルは好きだけど、泣きたく無いなぁ。。

中に入ると真ん中に丸いベットのような寝転がる場所がありました。

そこに寝転んで天井にあるスクリーンを見るようです。

映像が始まります。

海外の紛争による地雷の被害を訴える映像です。

かなり酷い様子がその映像には映し出されてました。

片足が吹き飛ばされてしまった子どもの姿。

そこにミスチルの音楽が流れます。

もう涙が止まらない。

いつぶりだろうか。

音楽で泣いたの。

再生と決意

音楽が大好きで、音楽聞いて身体に電流が流れ、テンションがマックスになって、大好きなアーティストにあこがれて、激しい曲で叫び、美しい曲で涙をながし、そして、、大好きな音楽の仕事に就き、リスナーからプレイヤーになっていって、知らず知らずのうちに、、大事なことを忘れていた。

あたまをぶん殴られた感じです。

いつの間にが大事なことを忘れていた。

仕事になっていた。

もちろんそれは大事なこと。

でもこんな風になりたかったのか?

人に感動してもらいたかったはず。

自分の音楽で叫んでほしかったはず。

自分の音楽で泣いて欲しかったはず。

どこで忘れた?

音楽の技術なことばかりで切羽詰まって。。

何やってんだおれ。

その時決めました。

万博やっている間はとにかくここに何度も来よう。

もう一度原点に戻ろう。

私のターニングポイントになりました。

ワールドツアー イアモニが、、、

さて、、喜多郎ワールドツアー初日のショーの続きです。

このショウではモニターはイアモニです。

ショウにおけるモニターとは演奏するために他の楽器を自分好みのバランスで作ってもらい気持ちよく演奏するモニターです。

分かりやすく言えば音楽専用のイヤホンです。

この当時はまだ日本ではイアモニは普及していなかったです。

一般では購入できなかったので耳鼻科に行って耳の型を取り専用のイヤモニを作ります。

喜多郎バンドではイヤモニ忘れると罰金でした。(実際にお金は取らないですが、、)

このイヤモニ。

鼓膜の近くまで来るのでめちゃ音がクリアー。

気持ち悪いくらいクリアー。

慣れていないので余計感じます。

それまではモニターはステージの上においているスピーカーです

鼓膜とスピーカーの間に空気があります。

この空気が鈍い感じです。

もちろん良い意味での鈍い感じ。

例えると、、アナログとデジタル みたいな感じ。

そうそう、、CDを初めて聞いた時のあの違和感。

アナログのレコードを聴きまくっていた当時CDに物凄く違和感を感じました。

そんな違和感を感じていました。

まぁでもショーを重ねるうちに慣れてきます。

いまではレコーディングでも使用しています。

そちらの方が機能的なので。

でもやっぱりイヤモニより昔からのモニターの方が好きかな。

そういえば、、昔マイケルジャクソンの「This Is It」という映画の中でリハ中にマイケルがイヤモニに違和感を感じてリハを止めます。

ちょっとイヤモニが嫌かも。

おーーーマイケル!俺と一緒じゃん!!

でも自分がリハを止めたら抹殺されるだろうなぁ。

今回のブログはここまで。

この続きは次回です